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テスト後の攻防。
2007年12月22日 (土) | 編集 |
猫壁
テストが終わって結果が返って来たんよ。
…色んな人に教えて貰ったのに…何だか情けないんよ。
……え、英語なんて!!
きっと、リスニング中に色んな事考えてたのがダメやったんよ。
だから教え方の問題じゃないんよ。
ダメな生徒でごめんなんよ。
…しかも何気に全体的に下がってるんよ…。
………冬休みは補習があるんかな。
でも、テストも終わったし、あとはクリスマスなんよ!
もうテストの事は忘れて、楽しむだけなんよ。
返ってきた答案用紙を開いて、用紙を握っていた手が自然と震えた。
前回何とか頑張って赤点を免れたというのに。
「英語…リスニング…赤点…。」
そこに並ぶ数字は明らかに点数が低くて、
張り出された順位表にある自分の名を更に確認して、
肩を落として溜息を零す。
折角怠惰の結社でも勉強会を開いて教えて貰ったのに。
それでもこの結果。
そして、英語を教えてくれた友人の顔が脳裏に浮かび、
申し訳なさと情けなさで胸がいっぱいになる。
「…ボクの教えたのは大丈夫やったんかな…。」
学校からの帰り道、ぽちぽちとメールを送って返信を待つ。
戻ってきたメールには謝罪の言葉と、
点数が上がってたという嬉しい言葉。
相手の点が少しでも良くなっていたという事実に、
心の中にもやもやしていた気分が晴れる。
『気にしてないんよ。ボクの勉強不足だけやったんよ。
 …でも次もテストの時はよろしくなんよ。
 皐来先生!!(笑)』
勉強を教え合っていた間は常にお互いを先生呼び。
むず痒いような照れるようなその呼び方にも少し慣れたけど。
送った先で相手が苦笑している様子が目に浮かぶ。
「今度はもっと頑張らないとなんよ!」
とりあえず今日からは英語の唄でも流しながら寝てみよう。
それでリスニング能力が上がるかは疑問だが。
今度何か良い曲があれば教えて貰おうと考えながら、
携帯を鞄に仕舞いこんで帰路を急ぐ。
「ただいまなんよー。」
一声掛けてから玄関を上がると
奥のリビングから円ちゃんの声と聖雪ちゃんの声が響いてくる。
「冬休みは一緒に追い込み勉強しよーぜ!」
と少し焦る円ちゃんに、
「ええ、一緒に勉強致しましょう。冬休みは追い込みですね。」
と優しく返す聖雪ちゃん。
「そっか、二人とも受験生なんよ…。」
何となく寂しいような、漠然とした不安を感じつつ、
それ以上に来年は自分がそうなるのだという事実に、
そっと目を伏せて…今は知らない振り。
部屋に戻ると、部屋の中央に座るもなかがじっと自分を見つめてくる。
その視線がやけに鋭くて。
鞄の中の答案用紙は早めに処分しようと、心に誓った。






やりとりが楽しかったのでつい小話に!
お付き合いありがとうございました。
ご迷惑なら一声お願いします。
円ちゃんと聖雪ちゃんは友情出演で…。
こちらもご迷惑なら申し訳ないです。
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